バッチフラワーレメディーとはイギリスのエドワード・バッチ博士が生み出した花療法です。
バッチ博士も前述のシュスラー博士と同じくホメオパシー医でもありました。細菌分野でのホメオパシー薬「バッチ博士の7種のノソード」の開発にも成功し、ホメオパシーの歴史に名を残してもいます。
しかし!こんなに大きな功績を収めたにもかかわらず、バッチ博士はまだ満足しませんでした。
博士は
「病気とは、人間の身体が故障した結果なのではなく身体と心の不調和の結果が現れたものである」
と確信していました。
なので、病気を起こす物質から作る同種療法であるホメオパシーの治療法ではない「病気の症状ではなく人間を治療する」治療法を探求することを諦めなかったのです。
バッチ博士は、患者の身体的な面をあえて診ずに精神的な症状だけを観察するという診察を行い、ある発見をしました。
その人のかかりやすい病気の傾向は、自分の病気に対する行動・気分・感じ方が決定しているということ、また、そうした要因のうちでもっとも大きな影響を持つのは、「恐怖」や「否定的態度」といった感情的な傾向なのだということでした。
「それなら、そのようなネガティブな心の状態に効果があると思われる天然の物質を探そう!」と思い立ったバッチ博士は苦労に苦労を重ね、とうとう特定の花のエッセンスの中にそれが存在することを発見して38種類のフラワーエッセンスを作りました。
(あまりの苦労からかバッチ博士は50歳という若さでこの世を去ってしまっています。)
それぞれの花は、その花の種類によって異なる特定のエネルギーの波長を持っているのですが、このバッチの38種の花のエネルギーが人間のエネルギー世界の特定の周波数と一致しているという理由で人間そのものを癒してくれる治療薬になり得たということなんですね。
バッチ博士ってすごいな~。